about

サイトで扱わない類の琴線に触れたものについて記していきます。
何か連絡がある方は下記まで。
e-mail : contact [at] mail.instantforever.net

2019/06/15

USB-C 充電ケーブル やはりAnkerか

USB-Cで充電できるノートパソコンが欲しい。
+
AMDのCPUを載っけている。
という需要のもとThinkPad X395をポチりました。
メモリがオンボード。メモリがデュアルチャネルだと性能をより引き出せるRyzenの特性が活かせる設計になっているのかは博打です。

で、
・Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル (0.9m)
PD対応60W充電480Mbpsデータ通信799円(税込)
という破格のUSB CケーブルがAnkerから出ていたのですが、残念ながら売り切れ(コスト度外視過ぎたのか廃盤?)になってしまいました。

通信速度が上がった後継の
・Anker PowerLine II USB-C & USB-C 3.1 (Gen2) ケーブル
PD対応100W充電10Gbpsデータ通信2,000円(税込)

・Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 Cable (50cm)
PD対応100W充電40Gbpsデータ通信2,999円(税込)

などがあるのですが、AMDのCPUを載せているノートパソコンは今のところThunderbolt 3に対応していないし、100Wも給電する必要もないので良いケーブルは過剰スペック。

なので、
・Anker PowerLine+ USB-C & USB-C 2.0 ケーブル 0.9m
PD対応480Mbpsデータ通信1,199円(税込)
を試してみようと思った次第です。
これは上記の廃盤(?)したケーブルとほぼ同時期に出ており中身はほぼ同じで、ガワがナイロンの高耐久仕様。
ただ難点がひとつあって何Wで充電出来るのか公式サイトなどに記載がありません。
たぶん45~60Wぐらいだとは思いますが。
問題なくこれでThinkPad X395が充電できれば、PD対応USB Cの充電ケーブルとしては安い部類なので買い溜めしておこうと思います。

参考
Appleのやつ
・Thunderbolt 3(USB-C)ケーブル(0.8 m)
PD対応100W充電40Gbpsデータ通信¥4,500 (税別)

2016/09/10

六道神士先生のデスレス最終巻の展開が凄過ぎたので思ったことを書きちらす。


この記事は今後も加筆修正を繰り返して少なくともホーリーブラウニー、エクセルサーガ、アラハバキ、エコーゼオン、サラカエル、アゲハ、カンタンキス、紅殻のパンドラのネタバレを将来的に含むかもしれないので、見たくない方は速やかなブラウザバックをお勧めする。



では最初に頭のわるーいデスレス最終巻の解釈例を挙げてみよう。

主人公にみんなの力が集約されて敵を倒すぞ!

めでたしめでたし!

とても簡単な最終決戦の筋書きである。
間違いない、アラハバキでも見たもんね、俺は詳しいんだ!

…などとのたまうこともできるが、デスレスの11巻と12巻は六道SFらしい、哲学的な展開を見せる。
世界の滅びが回避されたヤッター! ではいつも済まないのが六道漫画である。
むしろ、世界始まったな!

デスレスの事の始まりは、全てを喰らい尽くし星々を渡り歩く「ラゴウ」と呼ばれる星間飛翔体の飛来に端を発する。
全てを喰らい尽くすものたる「ラゴウ」はしかし、地球に飛来したときある事が切欠となり地球に不時着し、機能不全をおこす。
完全に機能を再生して星々を渡り破滅を撒き散らす旅に戻るか、あるいは自壊してしまうことで役目を放棄してしまうか。
「ラゴウ」はどちらかを選びたいところだが、肝心な意思決定機能が破損している。
そのため、人型の小型「ラゴウ」とでも言える夜叉が作り出された。

夜叉は幾つかのアプローチで生まれたが、共通した能力を持つ。
あらゆる存在は、ある個体を存在たらしめる持続力とでも言うべき「時(しだ)」を持っている。
「時(しだ)」を大量に注ぎ込まれたものは若々しい全盛期の姿になり、逆に搾り取られたものは老いて朽ち果てる。
基本的にあらゆる存在はこの「時(しだ)」を時間経過と共に少しずつ放出している。
あるいは「時(しだ)」を放出することそのものが時間の流れなのかもしれない。
そして、夜叉はこの「時(しだ)」を外部から己の裡に取り込んで無限に成長を重ね、いつか「ラゴウ」の意思決定機関になるようになっている。
ちなみに、取り込む存在が自然消滅する寸前でもない限りは、元の存在として切り離すこともできる。

デスレス1巻から暫くは、この「時(しだ)」を自在に操る主人公ミズキ&スザクが重症を負っても死なないし、死者をも生き返らせるという展開で、まさしく「Death Less」、デスがレスしてる、死なない、死がないというタイトルに則しているといえよう。
ただ、最終巻まで読んだらタイトル回収の意味合いがちょっと変わってくる。

ミズキと、彼女の体に同居人となったスザク。
彼女らも夜叉の一種だ。
それも、「ラゴウ」を復活させて外宇宙への旅路を再開させるべく作られた夜叉である。
彼女らと反する存在として、全てを巻き込む形で「ラゴウ」を自壊させて死に至らせるという目的で用意された、精神だけで永遠を生きる存在「ミヅチ」という存在がいる。
ミズキ&スザクがどんな形であれ生き続けることを肯定する。
ミヅチが何もかもが静止して死に絶えた無の境地に至ることを目指している。
両者は対立するが、延寿おじいちゃんに口説かれて生きる喜びを知ってしまったミヅチは最終局面でスザクに破れ、あるいは自主的に与して「ラゴウ」の自死を食い止める側に回るので、結果的には味方になるが。

さて、デスレス最終巻ではなんと地球圏そのものが「ラゴウ」に取り込まれているということが判明する。
今まで人間が暮らしてきたのはお釈迦様の手の平ならぬ「ラゴウ」のお腹の中だったんだね!
より上位の次元の存在が物理的に重なるか重ならないかの状態で常に接していると考えてもいい。
それどころか、あらゆるものが「ラゴウ」を通じて繋がっている状態ですらある。
だから「ラゴウ」が自壊すればそりゃ全部滅びるよね!
またラゴウ番衆が言うには、「ラゴウ」が死んだら何も残らない静謐なる死こと、「静死」状態になるという。
涅槃という言葉も使われているので、仏教用語で言うところの解脱に近い状態になる模様。
ある種救いではるが、後には何も残らない。
そんなことを認めるスザクではなかった。
スザクは歩いてきた道程と、その先にあるものの両方を大切にしている。
たとえ永遠に限りなく近いほどに長く生きる中で、自分が記憶を取り零して磨耗した精神が忘却の淵に沈んでも。
道行の仲間と過ごした時間はかけがえのないものだから、その続きを失わせてはならないと足掻く。
足掻く。
生き足掻く。
その原動力がどこから来たのか、それはミズキに求められよう。

というのも、自然発生した夜叉である不空・不二を取り込んだミズキは、「時(しだ)」を使っての瞬間移動をさらに発展させて時間移動さえ可能にしてしまった。
ミズキが時間移動を決意したのは簡単である、かつて「ラゴウ」が飛来したときにそのままだと世界が滅びる事を知ってしまったから。
その為ミズキは時間移動して「ラゴウ」を迎撃し世界を滅びから救い、現在に至るまでの世界を守ったのだった。
しかしそのとき大量の「時(しだ)」を消耗してしまったのか再度の時間移動は出来ず、ただただ月日が経つのに任せてスザクとの再会をミズキは待ち続けた。
待った。
その間に崇め奉られ放蕩の限りを尽くしたこともあった。
その間に殺戮の限りを尽くしたこともあった。
何の為に生まれて、何をして生きるのか、分からなくなっても、ひたすら待ち続けた。
そしてミズキはスザクが生まれる瞬間に立ち会うことになった。
そう、何ということはない、ミズキの精神が死に、その体にスザクという精神が生まれただけのこと。
ミズキは自分が精神的に死なないと今に繋がる未来が来ないことを知っていたのだ。

そのことをミズキが遺した伝言から読み取り、また思い出したスザクは、同居人にして過去の自分であり友人でもあったミズキの為に、
そしてかつて愛した男から教わった大事な事の為に、あらゆるものが生き続ける世界の存続の為、戦う。

そして「ラゴウ」と一体になり主導権を握ったスザクは、地球圏の全てをその身に抱えながらもずっと生きていく事を決意する。
「ラゴウ」番衆を蹴散らし平和が訪れたかに見えたが、「ラゴウ」の力を求める来訪者が絶えない。
そんなとき、永遠に付き従うのは難しくとも、一時の介添人を果たす少数の共柄がいれば、この先の未来孤独や絶望が待ち受けていても、それでも生きていけると、スザクは、ミズキは思うのだった。


…この清涼感溢れる終わり方よ!
最高だろ!
スザクは涅槃を、死を否定した。
地球圏を取り込んでる「ラゴウ」を通じてあらゆるものがミズキに繋がっているので、誰も孤独じゃないどころか循環し続ける輪廻転生状態を継続する。
誰も静死しない、すなわち、デスレス。

生きるのは苦しみばかりじゃなく喜びの為にあるんだっていう、六道先生のメッセージだと思ったね。



総括するとデスレスは地球圏規模の輪廻転生肯定の物語だった。
他の六道作品と比較するとスケールが割と大きめだろうか。
悠久の時間を過ごすことで精神的に壊れていく存在は他の六道作品にもそこそこ出てくる。

一番スケールの大きいホーリーブラウニーは、宇宙規模の平行世界で精神が磨耗して狂う程の時を二人の妖精が旅をし続ける話だった。
「感じ方の変化の量を、懐かしさと呼ぶんじゃないかな」
というフィオの科白は、六道作品全体に漂うどこかノスタルジックな雰囲気をよく表してると思う。

エクセルサーガはだいたい福岡県福岡市近辺の話だが、デスレスと比較できる要素が幾つかある。
イルパラッツォは悠久の時間を過ごしてただ何かに飽きたことしか覚えておらず、それをなんとかしようと足掻いていた。
作中で明言はされていないが、ホーリーブラウニーのピオラが磨耗した結果壊れて、もしかしたらエクセルサーガのイルパラッツォに憑依していたかもしれない。
エクセルは時として記憶を失ったり、自分でない自分のことで悩んだり、貧乏生活に苦労したり、穴に落とされたり、(前作で犯されたり、)それでも敬愛するイルパラッツォの世界征服の為に働き続けた。
岩田は生身を失い、最愛の美咲の為に彼も記憶を失ってすらも戦い続けた。
渡辺は惚れた女に忘れられたとしても愛の為に生きた。
また、惚れた女の子が出会ったときのままの姿で永遠にそのままでいてくれるよう時間の「静止」を願った四王寺教授という、それでも死を望んだりはせずにむしろ技術力でどうにかしようと頑張ったカッコいい変態もいる。
蒲腐は爆発の為に生きた。
アニメの大宇宙の意思ちゃんは、ナベシン監督と共に六道先生を困惑の渦に叩き落としつつも笑いを提供し続けた。
どいつも生きることを諦めない。

アゲハは無数の狂った平行世界の中で彼女が死なない世界へたどり着こうと頑張る少年の話だった。

2016/06/21

マウスコンピューターのP660X2にWindows10を導入する

PM45 Expressチップセットを載せたP660は、2009年発売のノートパソコン。
販売はマウスコンピューターだが、MSIのOEMだと思われる。

私がP660X2を買ったのはちょうどWindows7が発売されるタイミングだった。
標準状態ではVistaだが、アップグレード権があったため7に変更した。

ゲフォの9800GM S搭載を謳っていたがグラフィック性能は当時にしてもそんなに高くはない。
ただし、腐らせておくにはもったいないそこそこのスペックである。

その上、Microsoftの推しているWindows10への無料アップグレード権は2016年7月までの受付となっている。
せっかくなのでWindows7になっているこのP660をWindows10にしてしまおうという訳だ。

それに際し一部の部品交換もはかることにした。

HDDは元々SATA接続で500GBほど容量のあるWD5000BEVTを搭載していた。
こちらをアクセス速度向上のためにSSDに変更する。

Crucialの500GBのSSD、CT500MX200SSD1だ。
MLCの製品の中ではコストパフォーマンスに優れ、耐用年数もそこそこある。
SATA3対応の製品ながら、
チップセットの関係でSATA2での接続となったため持ち前のスペックを完全に活用できているとは言い難い。
しかし実用上申し分ない性能である。


次にメモリを交換する。
もとは2GBが二枚挿しされていた。
チップセット自体はDDR3-SODIMM対応だが、スロットはDDR2-SODIMMしか搭載しておらず、最大8GBまで。
ちょっとお値段は張るが、4GBのメモリを二枚用意した。

Win8以降はグラフィカルなエクスペリエンススコアを表示する方法がないので、
WinSATで取得したデータをビジュアル化してくれるサイトを利用するとこんな感じである。



なかなか良いのではないだろうか

さらにバッテリーも7年もノーメンテナンスでいると充放電がままならないことになっている。
MSIのノートパソコン向けバッテリー、 BTY-M66 と互換性のある
上記と交換した。
バッテリーセルだけ交換してくれるようなサービスもあるが、
調べたところ、この商品を取り扱っている
「シルバーセンタージャパン有限会社」には定評があるようなのでそれを信じる。

後はドライバをマウスコンピューター公式サイトからDLしてきてインストールするだけだ。
Windows10向けのものは用意されていないが、Windows7のものを使うことで割とどうにかなる。

2015/01/03

UQ mobile の即時開通ができる店舗で契約してみた

結論から書くと、
とても開通までがはやい
すばらしい。

http://www.uqmobile.jp/about/shoplist/
※要は最寄りのお店をここから探せばよい、なかったらWebで契約



UQ mobileはUQ wimaxと似た名前にされたがために、エリアが狭そうとかの誤解をうけがち。

しかしてその実態は、au のLTE網エリアでならどこでも使えるKDDIの純子会社の運営するMVNO事業者である。

まだ客の少ない今のうちならインターネットを快適に楽しめる、素敵。

そんなわけで早速ヨドバシカメラ新宿西口本店に足を運んだのだ

即時開通とくれば専用のカウンターが用意されているに違いない!
目立つ位置にあるNexus6 やXperia Z3 conpactを通りすぎて店内の奥に向かう。

が、ない。

AscendとかZenfoneとかのコーナー、あるいは各種MVNOのいわゆる格安SIMのコーナーはあるが、それは壁掛け式の札が陳列されているに過ぎず、「UQ mobileを即時開通させます」的な踊り文句など一切ない

自力で探すのはすぐに諦めた。

キャッシャーかかりつけの店員さんに「UQ mobileすぐに発行できるってサイトで見たんですけど窓口ありませんよね?」とお尋ねすると、

イケメン店員さん「僕でイケますよ!
キャリアのロゴのついたブルゾンなどを身にまとっていない、純ヨドバシカメラ店員らしき好青年だった。

そう、
専門の販売スタッフはいなかった。
※いや彼が専門だったのかもしれないが、まったくそれとは分からないのである。

とりあえず空いているという理由でソフトバンクの携帯コーナーのカウンターを間借りする。
(au系列の商品なんですけど、商売敵なんですけど!)

一通り契約に関する重要事項の説明を受けていざ本契約へ。

そして本当に簡素な、必要な情報だけを書かせる紙を渡された。



複写? そんなものねえ!

ペーパーレス化といって最近はお高い電子機器を導入しまくってサインまで電子化しているソフトバンクやauとは全く異なるスタイル。
書類の必要事項を書き込んで、店員さんがUQ mobileにFAXして開通するまでものの十数分。

イケメン店員さん「これでお間違いないですね!」
と、呈示される申し込み内容の確認書。



なんというシンプルさでしょう、余計な情報がないのでスッと内容が沁みてこれは・・・

と、問題がないことを確かめたらレジで3,000円弱支払ってもうSIMが使えるようになった。
店に到着してから正味30分。
Webで契約したら何日もかかるので即時発行できるお店に足を運ぶのは結構よいと思う。

問題は、
どこがその窓口かまったく分からないところ。
正直ノボリでもたてておいてほしい。



Firefox OS 搭載、LG製端末 Fx0。これにUQ mobileのSIM を挿してちょっと高機能なモバイルルーターとして楽しむ環境が整ってほくほくである。



さて、以下完全に余談。

UQ mobileを量販店で即時契約したなんていう、時季外れな上になんでもないことを久々にエントリしているのにはちょっと思うところがあったためだ。



UQ mobile と似たような立ち位置に、これまたau の卸す回線に乗り入れているMVNO、mineoがある。

ドコモのMVNOはIIJmio, b-mobile, その他と数多くあれど、au の回線のMVNOはmineo が参入するまではユーザーが気軽に利用できるようなものはなかった。そのためmineoが参入を発表してからauユーザーがこぞって申し込んだ。そのときに潜在顧客がほとんど掘り起こされてしまい、後発となったUQ mobileに移ろうという方が少なかったのではないだろうか。
※うん、さらなる余談になるけど昔タイガース携帯とかJALマイルフォンとかあってんねん。ソフバンのディズニーモバイルのようなもんや

mineoは SIMカードを3種用意している。
通常, micro, nanoサイズ。
対してUQ mobile はmicroカードしか提供していない。

mineoは音声通話だろうがデータのみだろうが契約に年縛り=違約金を用意している。
対してUQ mobile はデータだけならいつでも解約できる。

こんな特徴の違いがあるのに、UQ mobileがそんなに注目されていない空気感があるのだ。
まぁmineoの縛りがあるから移動したくてもできないとかはあるかもしれないが。

あと邪推じみた話になるが
①iOS8の端末では現在au系列のMVNOが使えない
②microSIMしかないのでそもそもアッポゥが選択肢に入らない
③Appleの宣伝にならない=紙面の賑やかしにならないからボツ
とかなんとかでも注目されてないんじゃなかろうかと思った。

IT系のライターさんとかガジェットブログでmineoの契約方法についてはよく記事になってた。
対してUQ mobileの契約方法はあまり、というかほとんど記事になってない。

なってないからとりあえず書き散らした。
※本職さんがもっと良い記事書いてくださるのをお待ちしております。

2013/11/08

複数の端末で認証アプリの二段階認証を行う方法

※本題はもうちょっと下なので前置きは読み飛ばしてもよかとですたい。

2段階認証 とは

とか改めて書くようなものではないですが。
自分の持ってる携帯電話番号とか特定のメールアドレスでしか受信できないコードを使って自己証明するので、セキュリティ対策としてはそれなりに効果がある、ってのはご存じの方が多いかと思います。要は銀行口座のトークン認証みたいなもんです。

で、Googleは結構前からこのサービスに対応していたんですが、いかんせん日本の携帯キャリアに対応してない時期が長く、個人的に長らく寝かせてたら忘れた頃に対応して半年ぐらい経ってました。

とりあえずこの二段階認証だとか二重認証だとかをやっておくと余程暇で悪意のある頑張り屋さんがいない限りはそうそうアカウント乗っ取られたりすることはありません。ただ、ウェブサービスのアカウントを何個も作ってると管理が面倒です。そいで都度メールだとか電話でコードを受け取ると蝶メンドーッ! デス。

もうちょっと手軽にするための方法があります。 Evernote や Dropbox  や Yahoo!JAPAN や Microsoft などはGoogleに倣ってシステム導入しているのでGoogle謹製認証アプリの Android版 や iOS版 がそのまま使えまして、一所で管理できて便利です。FacebookはGoogleの認証アプリが使えるだけでなく、認証済みのFacebookアプリそのものが認証用アプリの機能を果たすのでこれまた便利です。

ちなみにSEGA IDなんかはSecureOTPなるものを使えと指定されるので使えません。

で、こっから本題。


2段階認証アプリは端末ひとつだけで有効なのか?

結論から書くと、複数の端末でまったく同じQRコード、あるいは同じ代替キーの手動入力をすることによって使えます。
※2段階認証の標準の登録方法とかは他所様のが詳しいので割愛します
※WordPressについては私がユーザーではないのでこれまた割愛します

なんでこんな疑問を持ってわざわざ実地検証したかというと、この画像をご覧ください。

上の画像はGoogleの2段階認証を実際に進めようとしたところですが、「アカウントは1つの認証システムアプリしか設定できません。」とわざわざ注釈がつけてあります。
AndrodでもiPhoneでもBlackBerryでもなんでもいいので次へを押して進むと、読み取り用のQRコードが表示されます。
※どれ選ぼうが同じように読み取れるコードが出力されます。

で、このQRコードですが、一回こっきり端末ひとつにしか使えない訳ではないです。2台同時に処理することも可能。

というのも特定の文字列に大して時間経過に従って別のコードを出力するという仕組みのため、その「特定の文字列」さえ同じなら当たり前のように同じコードが出力されます。同時に異なるデバイス、OSすらまたがって複数の認証アプリを有効にすることができます。

極端な話、このQRコードなり手動キーなりを画像とかで保存しとけばいつでも認証アプリに読み込ませてやることができますが、そうしてしまうとパスワードを紙に書いて管理しているレベルまでセキュリティの意味が薄くなるので、手持ちの認証アプリを有効化しておきたい端末何台かを同時に登録すればよいのではないかと。

コードが必要となる度にスマホを用意するのではなく、たまにはタブレットで認証を行ってもいい。自由とはそういうものではないでしょうか。

ちなみにGoogleとEvernoteとYahoo! JAPANとMicrosoftはこのQRコード画面を表示するためには一度2段階認証を無効化する必要があるため、表示する度に違うQRコードになります。再登録する場合、有効化したい台数分全部やる必要があります
それを避けようと思ったら上で書いた通りQRコード、あるいは手動入力キー自体を保存しておくしかありません。

一方で、Dropboxは2段階認証を無効化しない限りはいつでも同じQRコードが表示されますので、何台か端末を持っていて1台機種変更とかになったらその1台だけを再度有効化すればよくなっています。それはそれでリスクがある気がしないでもないです。

2013/05/29

box.comを日本語化する方法

box.com とは、とか改めて書くまでもなく利便性の高いウェブストレージサービスということはご存じの方が多いかと思います。
いつぞや名前が「box.net」 → 「box.com」と変わったので net のほうで覚えている場合も多いんじゃないかと。

個人的には魚拓とっておきたいなぁというウェブサイトをmht形式で手動保存してアップロードする倉庫みたいな感じで使っていますが、以前書いた記事 のように無料アカウントでもコンピュータにマウントしたドライブのように使うDropbox ライクな使い方ができるようになっていますので便利ぃなサービスに違いはありません。恒久容量 50GBキャンペーンとかもやってましたし。

そんな box.com ですが、当サイトの検索キーワードで「box com net 日本語」みたいなのが割と頻繁に飛んでくるのでとりあえずそれに応える記事を書いて置こうと思いました。

ので長い前置きおいといて以下本文。


https://www.box.com/settings
上記にアクセスして「General」タブをクリックして「language」を日本語にするだけ。
ね? 簡単でしょ?




そんなことよりプロデューサーさん、Surface Proですよ、Surface Pro!
いやぁ日本でも発売になりましたねぇ。
ThinkPad Tablet 2 がとっても使い勝手いいので個人的にはHaswell待ちですが。

2013/02/14

SugarSync2.0を以前のverに戻す方法

SugarSync とは、手元のコンピューターにある任意のファイルやフォルダを複数のコンピュータ間で同期し、ついでにウェブ上にも保存できるソフトウェア、サービスのひとつ。
2013/02/14にはこれがアップデートされ、より使いやすい(と主張されている)インターフェースに変わりました。

こんな具合に。(画像はPCの最新デスクトップ版アプリ)

Windows, Mac OS X, Android, iOS, Webなど環境を選ばずに使えるため、写真共有やら備忘録の逐次更新やらゲームのセーブデータ同期やら色々な用途で活躍します。
ついでに、ファイルを編集しても差分をとっておいてくれるのでうっかり上書きして取り返しがつかなくなることを防ぐこともできます。最近はOSにも標準でこういう機能がついているのでそこまで重要でもないかもしれませんが。
ちなみに、同期せずにWeb上にファイルを預けておくだけ、という使い方も。

※似たようなサービスに Dropbox や、Skydrive、Google Drive、Box.com、その他にも探すとかなりある


異なるプラットフォーム間でもほぼ同一の体験ができるようにデザイン統一されたSugarSync2.0。
よりよいものにしようという努力は素直に評価できるでしょう。

が。

機能削減してるのはどうなのだろう、と思わざるをえなかったのがこちら、
公式Webサービスでの連絡先機能。

①今の


なぜか、下記画像の以前のバージョンにはあった、「連絡先をまとめて削除する機能」がありません。
いや、あるのかもしれませんが、どこにあるのかさっぱり。

②前の



正直、困ります。
そうでなくても、新しいものより古い方が使いやすい、という考えの持ち主も多いかと思われますし。

なので、

webのSugarSync2.0を以前のver、SugarSync1.0に戻します。

以下フロー。
下のリンクをクリックすると、画像のようなページに遷移するので、「切り替え」を押す。
https://www.sugarsync.jp/ss/sso.do?dest=%2Fmyaccount

すると、アンケートと共に「本当に戻すけどいいの?」的なメッセージが出るので躊躇わずに実行。

これで、以前のSugarSync1.0とでも言える形態を取り戻すことができました。
ちなみに、SugarSync1.0の状態から同じプロセスを辿ることで、更にSugarSync2.0に戻せます。
仔細は以下の本家公式の説明が詳しいです。
https://sugarsync.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/623


ちなみに、WebでのSugarSync2.0こそちょっと微妙だと思いましたが、
コンピュータ向けのほうは結構頑張っていてこんな機能がつきました。
Sドライブ。
(おい、ドライブレター勝手に予約すんな!)
この「SugarSyncドライブ」は、SugarSyncで同期しているファイルやフォルダをネットワークドライブとしてマウントしているかのように見せかける機能です。
※実際にはローカルにデータを保存しているような挙動。詳細分かったら誰か教えてください。

  • 「ブリーフケース」と呼ばれる中身をすべてSugarSyncと同期する特殊フォルダ。
  • 手動で同期指定したフォルダやファイル。

上記二点がこのSドライブの中に配置されました。
よりファイルへのアクセスがしやすくなったのではないでしょうか。



SugarSyncのアイコンは今の飛んでる奴より、ちょこんとした横顔のほうが可愛かったと思うの。